有精卵と無精卵の違いって何なんだろう。
有機農家の方とお話しする機会があり、
そのときに有精卵をいただいて気になったので詳しく調べてみました。
有精卵って何?
有精卵とは?
雌鶏と雄鶏が交尾して受精した卵のことを「有精卵」といいます。
ちなみに、雄鶏と雌鶏を同居させる理想的な羽数は、
雄鶏1羽に対して雌鶏10~15羽といわれているそうです。
ハーレム状態ですね、、、
どうやって見分けるの?
有精卵かどうかは、殻のついたままの状態ではわかりません。
生卵を割ってみて初めて、有精卵かどうかが見分けれます。
そのポイントが「胚」です。
胚は黄身の上にある直径3ミリ程の薄白い輪のこと。
ここが育ってヒヨコになるそうです。
有精卵はこの胚の部分がハッキリしているため、見分けることが出来ます。
有精卵と無精卵の違いって?
命があるかないか。
有精卵を受精卵とみなすと、それは命のある卵です。
有精卵は、3週間程度鶏の体温で温め続けると孵化しますが、無精卵は腐ってしまいます。
また、インフルエンザなどのワクチンを作るときに使うのも有精卵ですね。
ウイルスは、生物の細胞を利用して自己を複製させていきます。
なので、生きた卵である有精卵でしかワクチンは作れません。
ワクチンの作り方に関しては、また別の機会に。
味と栄養は?
卵としての栄養は特に違いはないそうです。
成分もほとんど同じなので味も変わらないみたいです。
無精卵の方が日持ちもよく変質しにくいので、使いやすいそう。
最後に
味も、栄養も変わらない。
なのになぜ有精卵を作るのでしょうか。
「本来、自然な卵は有精卵だから」
今日お会いした農家の方はそのように言っていました。
ゲージの中で雌鶏だけで卵を産ませるためだけの育てかたではなく、
地面を自由に走り回われるような鶏舎の中で雄鶏も雌鶏も混ぜて飼う。
これが本来の自然のありかただと僕も思います。
命のある卵とない卵。
ストレスのある鶏の卵とない鶏の卵。
明確な違いはないのかもしれません。
でも、「自然」であることは重要ですよね。
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