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大学生活をどう過ごすか。海を見る自由を大切に。

僕は今、大学を休学し、地域の交流拠点となるカフェを運営しています。

つい先日、学生約70人の前で「大学生活」というテーマで40分ほど話をしてきました。

 

 

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大学生活は何のため?あなたは何故、大学に入学しましたか?

まず、僕が学生に対して「なんで大学に進学しましたか?」という質問をランダムに3人にしました。

 

「大学に行くのは当然だと思っていた。」

女子学生は言います。「両親も親戚も大学を出ているから。大学に行くのは当然だと思って特に考えず進学しました。」

僕もそうでした。高校は進学校で進学率は、ほぼ100%、大学に行かないという選択肢はありませんでした。

 

「学ぶためです。」

男子学生は答えます。「物理について研究したいことがあって、学問をするために入学しました。」

僕もそうでした。高校は理系に進んだのですが、担任の先生の影響で心理学を学びたいと思い、

理系の入試で入学して心理学を学べる広島大学総合科学部に入学しました。

 

「自分がやりたいことを探すためです。」

別の男子学生は答えます。「特にやりたいことがなかったんです。大学に入って時間をかけて、自分がやりたいことを見つけたい。」

うん、僕も将来やりたいことは高校の時点ではありませんでした。というか考える必要がありませんでした。大学に入ることで精一杯だったので。

 

大学に行くとは「海を見る自由」を得るため。

2011年、東日本大震災の影響で卒業式が中止になった卒業生へのメッセージをホームページに載せたところ、大きな反響を呼んだ、立教新座中学・高校の渡辺憲司校長の言葉を引用させていただきます。

 

 大学に行くとは、「海を見る自由」を得るためなのではないか。

 言葉を変えるならば、「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。現実を直視する自由だと言い換えてもいい。

 中学・高校時代。君らに時間を制御する自由はなかった。遅刻・欠席は学校という名の下で管理された。又、それは保護者の下で管理されていた。諸君は管理されていたのだ。

 大学を出て、就職したとしても、その構図は変わりない。無断欠席など、会社で許されるはずがない。高校時代も、又会社に勤めても時間を管理するのは、自分ではなく他者なのだ。それは、家庭を持っても変わらない。愛する人を持っても、それは変わらない。愛する人は、愛している人の時間を管理する。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ)

 

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小学校、中学校、高校時代、僕たちは家族に、学校に管理されていました。

親に門限は決められる、テレビを見る時間を制限される。学校に遅刻するなんてもってのほか。

 

大学生は違います、雨が強いから、なんだかだるいから、という理由で授業を休んでも、学校から連絡があることなんてありません。

とにかく大学生は自由なんです。大学を出て、就職すると、いや独立して社長になったとしても。

僕らは誰かに管理され続けます。社長だからって、1年間音信普通で海外を放浪するなんてできません。

でも大学生ならできるんです。

 

大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる、煌めきの時なのだ。

 

 大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。

 池袋行きの電車に乗ったとしよう。諸君の脳裏に波の音が聞こえた時、君は途中下車して海に行けるのだ。高校時代、そんなことは許されていない。働いてもそんなことは出来ない。家庭を持ってもそんなことは出来ない。

 「今日ひとりで海を見てきたよ。」

 そんなことを私は妻や子供の前で言えない。大学での友人ならば、黙って頷いてくれるに違いない。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ)

 

突然ヒッチハイクで福岡に行きたいって言ってもできるんです。

朝日を見るだけのために、何時間もかけて鳥取砂丘に行くこともできるんです。

そして、それをうんうん、と黙って頷いてくれる友人もいるんです。

 

流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

そんなにも、自由で重要で唯一無二の4年間を僕らは持っているわけです。

にも関わらず、自分で自分を不自由にしている大学生が多すぎる。

 

管理されない自由を持っているにも関わらず、自分から管理されるようにしている。

自由に使えるお金を得るためバイトを始めたのに、時間がなくなり使う暇もなく飲み会にお金が消えていく。

バイトリーダーになり、やめたくてもやめれなくなる。

 

バイトに過剰な責任感を持たなくてもいいと思う。大学生活を自由に過ごしたいなら派遣で月に数回働くという方法もある。

 

話を聞いてみると、やりたいこともあるし、行きたい場所もある。なのに時間がないと言う。お金がないと言う。

お金がなくたって、ヒッチハイクすれば日本国内ならどこへだって行けますよ。

何ヶ月も自由に国内外問わず旅できるのも大学生のうちだけかもしれませんよ。

 

大学生であるということ。

大学生は、誰にでも会える、どこへでも行ける、なんでも試せます。

社会人になるとあってくれないような人も、大学生ならなんか面白そうだし会ってみるかと思うかもしれません。

 

お金がなくてもどこへでもいけます。ヒッチハイクをするときに大学生であることは有利です。

考えてみてください。あなたが車を運転しているときに、おじさんがヒッチハイクしていたら乗せますか?

学生証を見せれば、信頼してくれるでしょう。

 

なんでも試せます。失敗したら、別のことを試せばいい、なんか違うなって思ったら逃げてもいい。

就職したり、独立したらそんな無責任なことできません。

 

大学生活をどう過ごしますか?

海を見る自由を大切にしてくださいね!

 

これぞまさに、海を見る自由の体現。

 

学生時代にやらなくてもいい20のこと  

・東京から京都まで自転車で爆走珍道中旅行の話
・カットモデルをして失敗をする田舎者の著者の話

等、朝井さんが大学生の頃の話を面白く読むことができます笑

 

 

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