自分自身使う機会がほとんどないマッチですが、ずっと前から仕組みが気になったので調べてみました。
なんとなく、こすった時の摩擦熱で燃えることは想像がつくのですが実際のところどうなのでしょうか?
まず、マッチに使われている成分について。
<マッチの先端>:塩素酸カリ / 硫黄 / 膠 / ガラス粉 / 松脂 / 硅薄土 / 顔料・染料 /
<マッチ箱の横>:赤燐 / 塩化ビニールエマルジョン
が使われているみたいです。全部説明するのは面倒なので重要な部分だけ。
マッチで一番重要なのは、
赤燐 (セキリン)
です。
なぜ赤燐が重要かを説明する前に、物が燃える仕組みについて簡単に。
物が燃える温度はそれぞれで違います。燃え始める温度は発火点と呼ばれています。
ちなみに紙の発火点は約450度みたいです。
そして赤燐の発火点は約260度でとても低い。これが重要な理由です。
摩擦熱って以外と高くって260度は簡単にこえます。
体育館ですべって遊んでてジャージに穴が空く理由もわかりますね。
そして最後にどういう仕組みでマッチに火がつくか。
1. まず、マッチ棒の頭を箱の横に擦りつけると、箱の赤燐が少しはがれてマッチの頭に付く
2.そのこすった時の摩擦熱で、赤燐が燃え始める
3.マッチ棒の頭の硫黄なども燃えて、火がつく
マッチの先端に赤リンがついていると思っていたのですが、実は箱の横についていたんですね〜
箱じゃないところで擦っても火がつかなかった理由がようやくわかりました。
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